昔、私の家は貧乏だった。時々、学校に弁当を持っていけないこともあった。お母さんは私に弁当だよと言って、弁当を持たせたが、中に石が入っていることがあった。もちろん、私はそれが石であることはわかったが、家にお金がないことを知っていたので、黙ってそれを持って学校へ行った。 ある時、クラスである人のお金がなくなったことがあった。それは P.T.A. の会費だった。先生は困ってしまった。クラスの中に泥棒がいるとは、思いたくないが、自分の胸に手を当ててみて、自分が悪かったと思ったら、で職員室に来なさいと先生は言った。しかし、だれも行かなかった。クラスの友だちは、おまえの家は貧乏だから、おまえが犯人に違いないと言った。また、休み時間の時も、遊びのグループに入れてもらえなかった。遊ぶことと貧乏であることと、何の関係があるのだろうか。 私は小学校、中学校の九年間、か いわれのない 差別を受けてきた。しかし、幸せにも、勉強はいつもクラスで一、二番だったので、差別に負けることはなかった。