毎日使っているコップを割ってしまったとします。するともう水を入れたり、ジュースを入れたりできませんから、捨ててしまいます。このようにちょっと前まで、身近(注 1 )に使っていたものがごみとなります。ごみは、いらなくなったものだし、イメージも悪いので、私たちはずぐに忘れてしまいます。しかし、一口(注 2 )でごみといって 片づけてしまわないで 、ちょっと考えてほしいのです。 じつは、あなたのまわりに見えるものはすべてごみなのです。たとえば、この本はいずれ紙のごみになります。机、いす、蛍光灯もいずれごみになります。(中略)つまり、ごみは私たちが買ったり、使ったりする品物そのものです。 (注 1 )身近に:普通に、の生活で (注 2 )一口で:簡単な言葉で